グルテンフリーとは?
ひょんなご縁から今週はパリのグルテンフリーベーカリーやカフェを。。ということで。わたしなりのトップスリーを紹介したいのですがそのまえに、グルテンフリーって何なん?から
グルテンとは小麦の中に含まれるタンパク質の種類で大雑把に言うとグルテンフリーというと小麦以外のものを使ったもの。。でいいのかと。。
詳しくはグルテンWiki へ。
私のベストスリー
ということでパリのベストスリーグルテンカフェ、ベーカリー、パティスリーご紹介。たとえば、Eric Kayserなどでもグルテンフリーは売ってますが100%保証はないということでここでは排除。Naturallia、BioCbonなど小さなパン屋さんでもグリテンフリー表示はあり売ってますが、横で小麦の普通のパンを売ってるということは小麦との接触があるということでこの際の100%保証には入らないということです。(正直いい加減なのですっ!)
生物学者がパン屋になりそれから自分で製粉所も作ったというヒストリーからしてBOBOが好みそうなパン屋さん。あたしは雑食で何でも食べるですがサンドイッチのチーズだろうとおもって食べていたミモレット色のものがニンジンだと知ったときはもう意識の高さにぶっ倒れそうになりました。
14 rue Ternaux, 75011
Parmentier (3)
Open Tuesday-Sunday 9am-8pm
01 43 55 07 30
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レアルからも近いすんごい地味なケーキ屋さん。。100%フリーなので安心。グルテンフリーなのはとても小さく書いてあるけどここも英語圏のお客さんで溢れてました。シトロンタルトが美味しかったです。
15 Rue Marie Stuart, Paris 75002
01 40 20 92 31
名前からしてグルテンフリー。NYにもお店をお持ちだそうで積極的なお店。オペラ界隈からも歩いていけるパッサージュ・デ・パノラマにあるので雰囲気楽しめます。ハンバーガー、ベジバーガーなどのメニューもありかなり味が濃く、ベジな分オリーブオイルべっとりなのでトータルカロリー的には多分普通のところと一緒で健康志向でも何でもないかなと。。でもここはパン屋やパティスリーに留まらず夕食もいただけます。
16 passage des Panoramas
75002 Paris
0 1 40 26 41 24
contact@noglu.fr
www.noglu.fr
びっくりするぐらい英語圏の人で溢れかえる店内
ほかも入れたいお店があるのですがとりあえずこの3つを一押し。グリテンフリーのお店をぐるぐる回って思ったことですが、とりあえず、英語話者が多いこと。実は同じ日に2軒回ったら2軒ともで同じお客さんに遭遇。お話してみるとやはりオーストラリア人でセリアック病(グルテンアレルギー)。こんな広いパリで小麦が食べられないということは、美味しいバゲットやクロワッサンが食べられないということ。そりゃ、店探すわよな。やはり英語圏での認識が高いからでしょうか?もしかしたら
だからか知りませんが、Gluten Freeを謳ってるところほとんど英語話者で溢れかえってました。遺伝子のレベルの問題なのだろうかと考えたり。とりあえずグルテン問題はまだまだ謎だらけや
多様性の象徴ではあるが・・・
フランスではSans GlutenとBio (オーガニンク)が同じようなカテゴリーに分かれており、意識高い系の人の差別化?みたいなマーケティングで売られていますが単なるマーケティングの問題だけではなく患者さんにとってはかなり深刻な話。
こういうお店がなければスーパーで袋入りのグルテンフリー乾いたパンを持ち歩いてるそうなので、たとえ3倍高くとも決して高くないみたいなお話も伺いました。。ただどのお店も原料材料費は多分3倍ぐらいかかってるのに決して売られてるパンやケーキの値段が3倍にはなってないのに企業努力を感じました。
こういうマイノリティ向き商品開発をすることは人々の多様性に対応することで前向きに捉えられています。宗教色であるハラルもカシャーもベガン同じようものです。アレルギー、宗教、自分の生き方、などこれからの生き方の多様性には不可欠だと思いました。
肝心の味はどうなのでしょうか?
一番大事なことですが、特にどこのパンもどこのケーキも美味しかったのです。正直びっくりしました。伝統的製法ではなく小麦以外の穀物粉を入れてるので「硬いのかな」「パサパサかな」と思いながらいろいろなところで頂いていたのですが米粉ととうもろこし粉の効果なのか、ずいぶんもっちりとしているのが特徴なのかも。
ひとつだけ
小麦と違う違和感を述べるとするならばチーズやバターとの相性がいまいちかなと思ったことでしょうか。。米粉やとうもろこし粉だからやっぱり日本酒?かな。笑
いろいろと思う所ありグルテンフリーなパリ。日本人ではあまりこちらのセリアック病患者は少ない(知られていないのか、統計がないのか)らしいですが、小麦を食べて気分が悪いや、なんか頭が痛い。。という方はやはり一回うたがうべきかなともおもいました。
また最後この3つのお店以外にはリュクセンブール公園近くの (ここは普通パンとも同列で売ってるけど)とりあえずお店の雰囲気が素敵。
ルクセンブルグ公園近くのなんとなくブレッドカフェみたいな感じ。BCBGっぽさならここ。マドレーヌ広場近くにも支店があるそうです。
美味しいクロワッサンがあり涙しているグルテンフリーさんと遭遇。ここは有名らしくお客さんが途切れてませんでした。。。すごいー。
もっと理解を深めるために:
[blogcard url=”https://www.mealtime.jp/shokublog/mseguchi/2017/05/post-103.html”]