フランス人はやっぱり外国語が苦手
「パリのカフェではフランス人は英語をわかってても喋らない」
「いや、最近の若いフランス人は英語で積極的に話してくる。。」
といういろいろな噂のあるフランス人の外国語アレルギーの話は都市伝説として語り継がれますがいかがお過ごしでしょうか?この噂はほんとうかどうかを調べるためにぐぐってみますと
この図はヨーロッパの国で複数言語を操る国の順番ですがフランスは見事に平均以下。2ヶ国語を話す人は60%にも満たないという結果になってしまいました。スペインよりましということで、底辺で昔の大国が同士が争っているようです。
ではネットの世界に目を向けてみましょう。
フランス語は2億7千万人市場
実際世界中で一番話されている言語はやはり言わずとしれた英語です。(マンダリンもいい感じで迫っています)
この図で見ると日本語の126に対して、ドイツ語が132,ポルトガル語アラブ語フランス語話者が日本語話者の2倍、そして英語、中国語が10倍の話者がいるんですね。ちょっとびっくり。そして、52%の世界のサイトは英語で書かれているのですが、実際に25%の全世界のネットユーザーにしかこの情報が届いてないというのも事実なのです。
フランス人の海外ネットショップの付き合い方
フランス人に関して他言語ソリューション会社Weglot社が18歳以上の1,001人を対象に、「フランスと国際的な電子商取引に関する調査」の結果を発表しました。
まずは購買経験から。2020年には、特にコロナやロックダウンででインターネットによる購入が爆発的に増加。もちろんフランスも国境を越えた商取引サイトの利用が増えましたが、実はまだまだまだ伸びしろがあります。統計ではフランス人35%が、外国のプラットフォームで(Amazonを除く)購入を経験しました。
つまり、フランス人の65%が今の所まだ海外サイトからものをかったことがないのですがデジタルネイティブである35歳以下の層は、頻繁に海外サイトから買ってることがわかりました。
フランス人にとってフランス語が通じないという不安やちゃんと届くのかしら?という不安もありますが、53%の人が、自分の興味のある分野の海外のショッピングサイトを参考にしたいと答えています。さらに、40%が今後6ヶ月以内に海外のウェブサイトで商品を注文すると答えておりもちろん可能性は大!
人気のある商品分野トップ3
では何を買っているのかを見てみましょう。やはりトップは服飾が36%、コンピュータ関連機器が34%、そして3番め28%が意外なことに、お部屋の装飾を買っていました。
なぜ海外サイトから買うのか?
ではなぜ海外サイトからフランス人が買うのでしょうか?それはズバリ!価格が魅了だからです。55%の人が一番の魅力は価格。それからやはり、フランスでは買えないものだからというのが30%。
海外サイトを躊躇する2つの理由
サイトや商品に信用があるかがわからない:
これは特にフランス人の場合ですが、信頼できるサイトなのかどうかの情報が不足していることが、利用の主な障害となっているようです。(同じ調査を英国でした場合と比べてフランス人のほうが疑い深い結果が出ました。)これらのサイトに関する実際の知識がないために、10人中8人近くのフランス人が、偽造品ではないか?、質の悪い商品を販売しているのではないかと思っているようです。
言葉:
インタビューを受けた人の70%が、サイトが外国語で書かれていることを障害と考えていると答え、さらに74%がアフターサービスやカスタマーサービスがフランス語でないことに躊躇しているとの結果も出ました。現実に60%のフランス人が、ウェブサイトが正しいフランス語に対応していなかったために、商品の購入をあきらめた経験があるとのこと。
特に大事な4つのポイント
いかがでしょうか?フランス人に売るためにはまずやはり
信頼を得られるサイトづくり
商品の品質を裏付けるものはもちろんのことアフターサービスや返品住所明記なども大事でしょう。そのために法規表示はEU法などを明確に表示することが必要です。
言語を正しく表現するサイト
これはとても大事です。自動翻訳だけではなく、アピールする言葉選びも大事です。
フランスで売ってないもの
せっかく送料を払って買うのですからやはりフランスに売ってないものを買いたいという心理は誰にでも働きます
価格が魅力的であること
なおかつ価格が類似商品と比べて魅力的であること。もちろん価格だけではありませんが商品の大きな個性は価格です。
いかがだったでしょうか?難しそう?いいえ逆にこれらのポイントさえちゃんと抑えればEU進出のチャンスです。またご興味がありましたら下のチャットからメッセージお待ちしております。
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