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罪深き人間たちが描く、カトリックの未来。映画『教皇選出』

タイミング良すぎるだろ。。。

なタイミングで見ました。ほぼ、映画か現実かわからない状況です。『二人の教皇』でジョナサン・プライスがとってもいい味出してたのですが、いやはや、彼が選ばれたのはもしかしてこういう教皇選挙のメイン候補ではなく、意外と隠れ馬だったのかもしれないと思えるようになってきた。

そして今回のこの映画の楽しさは、セットの美しさ、カメラの撮り方がまたいい。みんなのキャラの濃さ。

ジョン・リスゴー!この人がいい役したことみたことない。フットルースのときの先生役、あの人ですよー!いつも悪役。もっといえば、カープの世界にもでなかったっけ?スキャンダルのセクハラ社長役とかほんとうにこの人は化けるねー。いい役者だわ。そして何と言ってもレイフ・ファインズの困り顔。。この人『グランド・ブタペスト・ホテル』以外ずっと困り顔専門よね。最近の『メニュー』とかまんま。背はそんなに高くないのだろうけど、何故かこの人にはカリズマティックな存在感がある。そして、最後、唯一笑顔を見せてくれる瞬間がある。本当にそれで終わったと思ったら・・・・

というのがこの映画の面白いところ。しかし、元絶世の美女ランコムのミューズ、デビット・リンチのミューズのシスター役も良かったよね。美人はシワさえキレイ。

宗教映画は『異教徒の家』もそうだったけどやっぱり字幕がないと無理だわ。。。結構字幕に助けられた。最後のあたりの医療用語とか、、やっぱり字幕です。

それにしてもこの映画はとてもヨーロッパらしい。

セリフが途中で英語になったり、イタリア語になったり、スペイン語になったり、お祈りはラテン語もあったし。バチカンの国際企業?ぶりがうかがえる。でも、まぁどれも白人語だけどね。

彼らの本当の共通語は何語なんだろうねやっぱりローマだからイタリア語だと思うけどそれでもみんな使い分けてるのだろう。ちょっと『イングロリアス・バスターズ』的なところもあってよかったね。

ということでリアルなのかフィクションなのかわからないこの感じが良かった。あと数日したら教皇が決まると思うとまたそれも想像でワクワクする。

そしてその新しい教皇がイノセントであることを願う。そしてその人が多様性に寛容である人であることをまだまだ願っている。そしてやはりカトリックの伝統や歴史に生きる人ではなく未来の宗教について語れる人を選んでほしい。。ただやはり人間は人間。いくら枢機卿だってみんな過去がある。そして自分の保身のために自分のためにいろいろなことを策略する。彼だって聖人ではない。人間という罪深さよ。