ワインやシャンパンのイメージが強い美食の街、パリ。「旅行中はお洒落なバーやレストランに行きたいけれど、実はお酒が飲めなくて……」「妊娠中だからカフェのジュースで我慢するしかないかな?」そんな風に悩んでいる日本人旅行者や在住者の方も多いのではないでしょうか。そこのソバキュラスなあなた!
「パリ ノンアルコール」「パリ モクテル」「パリ ノンアルバー」といった言葉で検索しているあなたに朗報です。実は皆さん知らなかったと思うのですが、ワイン生産国であるフランスではノンアルコール文化が驚くべき進化を遂げています!!!ご存知でしたか?
今回はパリの食文化と特にノンアルコール事情に精通すると自称?する私が、現地の注目ガイドブック『PARIS SANS ALCOOL friendly(パリ・ノンアルコール・フレンドリー)』の内容を紐解きながら、お酒を飲まない人も最高に楽しめるパリの最新スポットとカルチャーをご紹介します!

新時代のノンアル定義4つとは。。。
世界的な健康志向の高まりを受け、アルコールを控える「ソバーキュリアス」という言葉が一般化して久しいですが、ガストロノミー(美食)の国フランスでもその波は確実に起きています。今回参考にしたガイドブック『PARIS SANS ALCOOL friendly』には、優れたノンアルコール提供店を見極めるための黄金律が記されており、パリジャンたちがノンアルコールに何を求めているかが見えてきます。
- 品質の追求:アルコールと同じレベルの複雑さや驚きがあること。
- 甘すぎないこと:食事に合わせるため、100mlあたりの糖分が2.5g以下の「低糖質」であることが求められます。
- 自家製とローカル志向:イル=ド=フランス(パリ近郊)の小規模職人が作る飲料や、お店の手作りであること。
- 季節感:季節に合わせてメニューが更新されること。
単に「酔わないから」選ぶのではなく、質の高い食材を使った新しい味覚の体験としてノンアルコールが注目されているのです。とにかく高品質で甘くないことそして季節感を取り入れること。(季節感って和菓子の影響頭)
フランスにおけるノンアルコール市場の広がり
フランスのノンアルコール市場の広がりを象徴するのが、フランス初の100%ノンアルコール専門店である「Le Paon Qui Boit」 このような専門店が登場するほど、市場は成熟してきています。実はわたしここはコロナにおける特殊事情からのお店かな。。と思ってたのですが、そんなことはない、確実にこのようなお店は増えていますし、私がもうひとつの足?をおいているAix en Provence でもノンアル専門店があるのです。(この本はこちらの創始者が執筆)

また、ノンアルコールスピリッツ(蒸留酒)の進化も見逃せません。例えば、バイオエンジニアのシャルロット氏が開発した「NONA」というブランドは、革新的な蒸気蒸留技術を用いて妥協のない味を生み出しています。9種の植物を使った「NONA June」や、フランス産の植物を使った「NONA Spritz」、ゆずやバーベナなど12種の植物を使った「NONA Ginger」など、本格的なボタニカルの香りがパリの美食家たちを唸らせています。ボタニカル。。。キーワードですね。

ガイドブックで紹介されている注目スポット
それでは、実際にガイドブックで高く評価されているパリ市内の注目スポットを3つご紹介しましょう。確認済みです。
- DRINKS & CO(サン・ラザール)
サン・ラザール駅の近くにある、広さ500㎡を誇るワインとスピリッツの巨大なコンセプトストアです。実はここ。。あの、ペルノ・リカールの直営店なので、、ペルノ・リカールっていうアルコール界のコングロマリットの直営店なのですが。。底が、なんとノンアルのカクテルを出しているのです。 ここの特筆すべき点は**「ミラーカクテル(cocktail-miroirs)」という革新的なメニューです。メニューの右側にはアルコール入り、左側にはそれと対になるノンアルコールカクテルが配置されており、なんとどちらも同じ価格**で提供されています! 「ノンアルコール=安価な妥協案」という概念を打ち破り、秋冬は焼きリンゴやピーナッツバターのノート、春夏はフローラルな香りと、季節ごとに変わる本格的な味を駅前で楽しめるというかなり嬉しいところ


- CAFÉ DU PALAIS(イエナ地区)
現代アートの殿堂「パレ・ド・トーキョー」のホール内にある隠れ家的なカフェです。美術館巡りの合間に立ち寄るのに最適で、ここではフランスならではの爽やかなインフュージョン(ハーブティー)、コンブチャ、マテ茶、そしてアルコール0%のシードルなど、バラエティ豊かなノンアルコールドリンクを甘味や塩味の軽食とともに楽しめます。
- COMBAT(19区)
めっちゃかっこいい女子、マルゴさんの小さなバー。実はここがパリで初めてアルコールなしのカクテルを始めたところと言われています。「なぜアルコールなしが今までこの用に軽視されてきたかがわからない」というほど研究熱心なことで知られています。10席ほどしかない店内でバーテンダーも女性。女性が行ってゆっくりできるバーって本当に少ないですものね。とにかく貴重なバー。16区のバカラバーも彼女の監修。とにかく、すごい。この人。(言葉になってない・ごめん)


パリで楽しむノンアルコールペアリング最前線
「ノンアルコール飲料は食事に合わないのでは?」という心配は無用です。パリのレストランでは、お酒に代わる新しいペアリングの提案が始まっています。
例えば、先ほど紹介したパレ・ド・トーキョーの近くにあるシックなレストラン「Monsieur Bleu(ムッシュ・ブルー)」では、エッフェル塔を望みながら素晴らしい一杯を注文できます。それは、スパイスを効かせた脱アルコールのボルドーワインに、洋ナシのジュース、オレンジピール、シロップを巧みに合わせたドリンクです。
このように、単にアルコールを抜いたワインを出すのではなく、果汁やスパイスをブレンドして料理に負けない複雑味を演出するのが、現在のパリカスガストロノミーの最前線です。ですから、逆にもしかしたら、アルコールの口内刺激をスペイスで補っている場合もあり、なかなか楽しいですよ。是非ともカクテルだけではなくソロのノンアルジンを楽しんでくだされればかなり面白いです。とてもフランスらしいと思います。
モクテルと呼ばないでください
フランスの法律ではアルコール度数が「1.2%未満」の飲料を「ノンアルコール(sans alcool)」として定義しています。日本の法律(酒税法)ではアルコール度数が1%以上のものを「酒類」と定めているため、法的には「1%未満」のものがノンアルコール(酒類以外の飲料)として扱われます。しかし、現在の日本の飲料業界では、消費者の誤認や飲酒運転を防ぐ目的から、アルコール度数が完全に「0.00%」のものを「ノンアルコール飲料」として表示・販売するのが一般的な基準となっています。つまり、フランスが「1.2%未満」までをノンアルコールの広い枠組みに入れているのに対し、日本は法的には「1%未満」であり、市場の実質的な基準としては「0.00%」を厳格に求めているという違いがあります。
さらに興味深いのは「言葉」の違いです。日本ではノンアルコールカクテルのことをお洒落に「モクテル(Mocktail)」と呼びますが、ガイドブックの10の黄金律の最後には「モクテルという表現の廃止」が掲げられています。「Mock(真似る、からかう)」という言葉は、甘すぎるだけのジュースを連想させ、軽蔑的だと捉える傾向があるため、誇りを持って「カクテル・サン・アルコール(cocktail sans alcool)」と呼ぶべきだと主張しているのです。フランス人の食へのプライドが感じられますね。これはどこのお店でも言われることで、「モクテルください」というのは素人です。どうぞお言葉遣いにはご注意ください。
パリでノンアルコールを楽しむための実践アドバイス
パリでノンアルコールを最大限に楽しむためには、お店のスタッフとのコミュニケーションが鍵になります。フランス語苦手でも、英語が苦手でも、、大丈夫。ガイドブックが優良店に求めているように、良いお店のスタッフは「アルコールなし」と伝えても、決して嫌な顔をしたりため息をついたりはしません。御存知の通りパリは多様性に関してはかなり先を行ってる感がありますので、多様性のパリですから、ベーガンも、ノンアルも、慣れてますので、問題ありません。
また、ノンアルの価格は正直、普通のカクテルとほぼ変わらないので、お店の売上にも貢献できますので普通に喜ばれると思います。
メニューに「カクテル・サン・アルコール」の専用ページがあるかチェックし、自分の好みの味(甘さ控えめ、スパイシー、ハーブ系など)を伝えてみましょう。きっと、驚くような美味しい一杯を提案してくれるはずです。
ノンアルローアル(NOLO)の現在地
パリのノンアルコール文化は、妥協や我慢ではなく、ポジティブで新しい美食の選択肢として確固たる地位を築きつつあります。次回のパリ旅行や週末のディナーでは、ぜひ自信を持ってノンアルコールの扉を叩いてみてください。
「もっとパリのノンアルコールスポットを知りたい!」「現地のカフェやバーの選び方を詳しく学びたい」という方は、『パリのノンアルコールガイド(PARIS SANS ALCOOL friendly)』をチェックしてみてはいかがでしょうか。残念ながら電子版はでておりませんんが、100軒以上のアドレスが掲載されたこのガイドブックが、あなたのパリ滞在をさらに豊かで新しいものにしてくれるはずです。さらに詳しく知りたい方は、ぜひ手に取ってみてくださいね!
フランス全域でのビジネス通訳・現地視察サポートを承ります
本記事でご紹介した最先端のノンアルコール専門店や、飲食・小売市場の現地視察、ブローカーやインポーターとの商談など、パリ現地でのプロフェッショナルな通訳・アテンド業務を承っております。単なる言葉の置き換えに留まらない「ビジネスを成功に導くための通訳・交渉サポート」を提供いたします。
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