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お笑い映画ディクテーター(独裁者) NYで身元不明を見てみました!

前回の「パッチギ」ということで総統様繋がりということで今日の紹介は「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」あのボラットですね。

サシャ・バロン・コーエンってやっぱり変。とりあえず自分のアイデンティティを茶化すことに命をかけてるし、とりあえず変。でも大好き。

この映画はまだまだトランプ前に作られたのに、今の分断の状況をちゃんと言い当ててるし、興味深い。最新のBorat2と比べるとまだまだ荒削りだなと思わせる。もっともっと愛を持ってアメリカ一般ピープルの矛盾を気づかせてくれるBoratのほうが愛があるかな。。

2時間の映画だからか仕方ないが、オーガニック屋やフェミニストの矛盾もどこかにあるわけで、それも少しは触れてほしかった。

お話はドタバタではあるが、彼の一貫した、男女差別、民主主義の矛盾、ユダヤ差別、への眼差しはいつもながら厳しい。ヘリコプターのシーンで無垢な米国人をビビらすところとか最高なんですけど。またサシャ語喋ってるし。

だから女性を描くのはとても下手なのが残念。。喜劇役者でも女性の描き方の上手い人はいっぱいいるのになんか彼は男子校出身者のような描き方しかしない。

普通のインタビューで見る限り、インテリが話すブリティッシュイングリッシュを話すのに、ボラットの謎言語、この映画もヒブロ混じりの謎言語は健在。だからこの人の映画は字幕をいつも見てなければならないので面白いね。

大笑いシーン