事後報告になりますが、先週末FaceBookイベントでお知らせしていたように、お茶のZoomセミナー『お茶の生産者と話そう・Parlons avec un cultivateur de thé』を2月28日日曜日フランス時間11時・日本時間19時に開催しました。
セミナー内容は?
内容としては第一部が京都宇治の位置、宇治や平安時代を語る上でのキーワード、第二部はお茶の概要説明、そして、第三部は山口氏の在来品種などのお話、そして第四部は抹茶煎茶のお点前のフランス語の説明など盛りだくさんでした。
簡易お点前をフランス語で説明
とりあえず、背中を見て覚えろ、、、が絶対できないのがフランス人。理解のできないものを見ると、「これなに?なんで?」と簡易でも良いので説明してくださいというフランス側の意見を尊重し、茶道のお点前に興味を持ってもらえるように、立礼でしかも、とりあえず、抹茶をどうやって飲むのかを説明しました。こちらは第4部の抜粋となります。(仏語パートになります)
お茶もいろいろなプレゼンがされており、経験する段階から味わう段階までいろいろ。。カジュアルから本気のお作法まで。いろいろなアプローチを楽しみました!日本語話者は主に山口さんの有機農法のお話に耳を傾け(通訳付き)、フランス語話者たちはクロエさんやエルサさんのお茶の説明に耳を傾け、なかなかダブルでいい会でした。
- 在来種という種から育てるお茶の木と、接木でのお茶の木は味が違う(在来種という言葉)
- 煎茶という飲み方は現在の宇治田原町湯屋谷のお茶の栽培者でもあった永谷宗円が、考案したというもの。
- 湯屋谷町のお茶は濃い
- ホトロ香りはススキの香り
- 日本ではお茶は湯さましで60度といわれるが、欧州の水は硬いのでそのまま60度で止めて煎茶を作ると美味しい。茶葉の量、水の温度、蒸らす時間で自由に濃さや味をかえることができる・・・・などなど
質問コーナーでは。。。
- 無農薬でお茶を作るときの苦労は?
- 在来品種のホトロ香とは?
- 有機農法の苦労しているところ・・また。
- お茶ってサロンでお菓子と飲むだけではなくお料理ともあわせるのでしょうか?(どういう意味なのか逆に聞きたい)
- 抹茶を食事中にも飲むものなどでしょうか?などなど。。
フランスはお茶よりもコーヒー文化圏ですのでお茶に関しての日本人の付き合いはやはり面白いものに映ったようです。
イベントの主催は主な発表者は
- 旅行代理店(京都市伏見区)えくらじゃぽんさん
- Otukimi主催、酒ソムリエとしてフランス中で日本酒を広めているのChloéさん
- 宇治在住のインストグラマー・茶道学校で修行中のElsaさんと
- コーディネーションわたくし・・・と、ゲストに
- 宇治のお茶生産者の山口さん
(クリックすると皆さんのページへ飛びます)
パンデミックの中、えくらさんを中心に2020年10月より第1回目はフランスワインを産地から中継でワイン会を日本語中心で、第2回目11月伏見からライブをまぜて日本酒講習会を中心にフランス語で、第3回目は2021年2月宇治茶の生産者を招いてとなんか両方語で。。。と、、もうすでにシリーズ化してしまった感もあります。
コロナ渦中の取り組みとしてはじまったイベントも、いろいろなゲストや専門家を読んで私もコーディネートをしていて見聞が広がりました。おかげさまでお客様も直前の告知に関わらず30人近くの方に集まっていただき活発な質問なども繰り広げられました。
Merci à tous, Nous continuerons ces activités pour des amoureux de culinaires japonais.
また、今後ともこういう会を開きたいと思われる方がございましたら、ご連絡おまちしております!
作って食べたいー。